滋賀県の自治体プロモーション事例。動画×Web×イベントを掛け合わせたPRとは。

2023年1月27日 YouTube活用事例まとめ

今回ご紹介するのは滋賀県、湖南方面にある自治体「守山市」のプロモーション事例となります。

特長的なものが、自治体で一般的にとられるプロモーションの印刷物配布というものではなく、動画、Webサイト、そしてイベントを掛け合わせたものとなります。

これからも主流になってくる可能性があるこのPR業務。

果たしてこの方法で行うとどんなものが行えるのか事例を元にご紹介していきます。

起業家の集まるまち、守山を体現する広報戦略

守山市が掲げるまちづくりのテーマとして「起業家のあつまるまち、守山」があります。

通常そういったテーマがあり、これを多くの人にPRするにはコンセプトを決めて印刷物を作って、Webを作ってという形になり、どれだけ多くの人に「守山市」を知ってもらうかを中心に考えていきます。

ですがそうすると結果どんな印刷物になるかというと、守山市の良さをPRしたものとなり本筋の起業家が行きたくなる場所とは異なってしまいます。

(他方、日本各地には起業家誘致、スタートアップとの事業連携を強調する自治体が多くそこと戦うにはコストが高くなりすぎるという部分も事情としてあります。)

そのため、企画として当社が提案したのは守山市がいい!となるのを最初に置くのではなく、スタートアップ・起業家にとって良いコンテンツを発信すること、そのコンテンツを体現したイベントを守山市で行うことで、自然と守山に集まる仕組みを作ろうというものでした。

そうやって2021年に行ったものが、up streamプロジェクトとなります。
up streamは上流という意味を指し、近江商人の言葉「琵琶湖の鮎は外に出て大きくなる」を参考に鮎の上流を使用しています。

テーマが決まることで、サイトの方向性もup streamな滋賀県ルーツ×起業家をインタビューしようと作成。その際にインタビューコンテンツだけではその人柄が伝わらないということで、YouTubeを活用しました。

県内を中心に2年で20人以上の起業家をインタビュー。この時も守山市をPRということであればイメージ、守山市の起業家をインタビューするかもしれませんがそうすると、up streamのコンセプトに沿った人が限られてしまうため滋賀県全域を対象としたものとしました。

かなり絞ったコンテンツとなりますが、YouTubeの年間の視聴数も1万回近くとなり、それだけ多くの人にup streamの存在を知ってもらうところまで成長しています。

リアルイベントを年10回開催。全国からスタートアップ・VCが集結するイベントも行う

またリアルイベントを2022年から実施。
起業・創業系のイベントを行うのではなく、積極的に全国のスタートアップ・県内のスタートアップと連携して、そこをキーワードに学ぶ・ブラッシュアップ・ピッチイベントを開催してきました。

それぞれのイベントでは県内だけではなく県外含めて20〜100名が各イベントで参加。

2022-23年実施イベント
・Upstream BootCamp
・滋賀Web3×2回
・出来るクリエイター
・クラウドファンディングセミナー
・Monthly Pitch SHIGA
・Startup Weekendプレイベント
・地方メディアトーーク!
・FUNDINNO×守山市イベント
・びわ湖サステナブルスタートアップDAY(司会協力)

イベントを通して守山市とスタートアップ・VCが連携、接続することで言葉通りの「起業家の集まるまち守山市」を体現しています。

掛け合わせだからできる継続的なPR業務。単発で終わらない自治体のPR戦略

リアル×オンラインの掛け合わせだから出来る継続的なPR業務が今回のup streamプロジェクトとなります。

行政職員の担当者の方が理解ある方で、この方だからこそ出来た業務でもあり、だからこそリアルイベントも守山というエリアにとらわれず行えるものとなっています。

単発で終わらない事業を今回当社としても官民連携で行えたことで、今後は県内の自治体のPR戦略も行っていきたいと考えております。

滋賀県で大型案件の広報業務、お待ちしております。

今回は自治体の事業で動画×Web×イベントを掛け合わせた事例を紹介しました。

当社では県内での中型、大型案件も積極的に対応しております。

この業務を振れる会社が滋賀県にあるかわからないという方は、ぜひご相談ください。

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